卵巣から分泌される女性ホルモンには、卵巣ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。
それぞれの働きは…
・卵巣ホルモン(エストロゲン) :子宮の発育や子宮内膜を増殖するなど
・黄体ホルモン(プロゲステロン) :妊娠の準備、成立、維持や排卵を抑制する働きなどがあります。
☆出産・閉経などの心身の変化により、この女性ホルモンが乱れると、身体に及ぼす影響は…
脳の視床下部という場所には、女性ホルモンの分泌をコントロールする中枢があります。
さらに、この視床下部には自律神経の中枢もあるため、女性ホルモンの分泌が乱れると、自律神経の中枢まで影響を与えることになります。
そのため、自律神経がコントロールしている毛細血管の収縮や拡張、身体の様々な臓器や器官にも影響を及ぼすようになり、自律神経の失調を来すことになります。
こうした自律神経の乱れが、また更にホルモン分泌の乱れを招く、といった悪循環を繰り返すために、女性病を1つとっても様々な症状が現れるようになってきます。
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