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漢方相談/神経痛・リウマチ

神経痛とリウマチ どちらも痛みを伴う病気ですが、原因などは異り全く別の病気です。

しかし、漢方では様々な自覚症状の組み合わせによって治療しますので、ともに痛みを主症状にすることから、全く別の病気とは考えません。したがって、ほとんど共通の処方を用います。

神経痛は、身体の各部分に起こる病気ですが、激痛が急に始まり、その痛みが神経の通じている道と一致しているために神経痛と言われているようです。

 
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どんな病気? 神経痛・リウマチ

◇ 慢性関節リウマチ
神経痛とはまったく別の病気で、働き盛りの若い年代にも多く発症しています。
【原因】何らかの理由で「免疫システム」に異常が起こると、自分の体の正常な組織を敵と誤認して攻撃・排除しようとします。はっきりした原因は判りませんが、冷えとか湿気、疲労の重なり、ストレス、妊娠、感染症などが加わってなるようなことがあります。
【症状】慢性的に手足や肩などの関節が腫れてきて熱を持ち、痛みを伴います。特徴的な初期症状は、朝のこばわりです。多くの場合、左右対称に生じ、微熱、疲労感、食欲不振を伴うこともあります。進行すると、関節の変形、機能障害へと移行し、体重の減少、貧血、更に、心臓や肺の病変につながっていく場合もあります。
特に、30〜40歳代の女性に多く男女比は1対4〜5といわれます。
◇ 変形性膝関節症
関節を構成している組織が年齢とともに退行していく一種の老化現象に入るもので、体重が増加すると膝への負担が大きくなるため、高齢の太り気味の女性に多く見られます。
膝関節の軟骨が、老化のために軟化し、亀裂が入って脱落することによってすり減ってしまうのです。
軟骨の磨耗物質により、滑膜炎を併発します。炎症を起こした滑膜から多量の関節液が分泌され、ひざに水がたまる状態になります。
軟骨に退行変性が進行する一方、関節の周りにとげ状の骨隆起(骨棘)が形成されます。この骨棘の刺激により骨膜炎を悪化させ、さらに進行していきます。こうして関節の軟骨は徐々に破壊され、大腿骨と脛骨が接触するようになり、骨もすり減って、関節の変形が増大し、関節の機能が障害を受けるようになります。
◇ 坐骨神経痛
坐骨神経は、脊髄から枝分かれし、腰から足に向かって伸びている神経です。お尻から太ももの後ろ側にかけて痛みや痺れがあり、それが膝下やつま先、足の裏にまでつながる、というのが典型的な症状です。
神経痛の中でも、坐骨神経痛はことに多く、病院通いをして悩んでいる方がいますが、独立した病気ではなくほかに原因がある場合が多く見られます。
その原因は冷えや湿気、過労やそれにともなう風邪、それらを誘う栄養障害などです。
◇ 椎間板ヘルニア
背骨をつないでいる適当な柔らかさの軟骨(椎間板)のために背中が思うように曲がるのですが、この軟骨がはみ出した状態になって痛みが生じます。
しばしば坐骨神経痛といわれる中には、この椎間板ヘルニアからきたものが多いようです。
◇ 肩関節周囲炎(五十肩)
この病気は、変形性関節症などと同じく老化が原因で起こります。
長年の肩関節への負担により、肩関節の一部が摩擦を繰り返し受けることで、その部分が擦り切れたり、炎症を起こしたりします。男性、女性とも50歳前後の人に見られ、肩の関節が痛み、次第に動きが悪くなります。さらに、腕を上げたり、背中に手を回したりという動作が痛くてできないようになります。
◇ その他の神経痛
●三叉神経痛
顔の片側の一部に起こる。激烈な痛みの発作が突然起こる。食事や洗顔などで誘発される。発作の間歇期には痛みがない。放置すると重症化しやすい。動脈硬化との関係もあると考えられます。
●肋間神経痛
脊椎から肋骨に沿っての激しい痛み。深呼吸や咳などで痛みが誘発される。
●頸肩腕症候群
首・肩・腕に痛みやしびれ感などを起こす病気の総称。職業柄、肩、腕、手をよく使う人に起こりやすい。

漢方ではこう考えます

病気の原因は色々ありますが、漢方では気・血・水の乱れから起こるといっています。神経痛は一般に高年齢者に多いといえます。若い人に比べ、血液が少なく、血行が悪く、ホルモンの働きが弱いこと、水分代謝も悪くなっていますし、疲れも取れにくくなっています。
ですから、

  • 【気】元気がない、疲れやすい等、神経が弱ってくると、痛みにも敏感になる
  • 【血】打ち身の後が取れにくい等血行、ホルモンバランスが乱れる
  • 【水】浮腫等、水分代謝異常が起こる

の乱れを整えて体質改善をすればよいわけです。

神経痛には、まず安全な薬、次に養生(よく休ませる事)が大事です。
神経痛に、昔から麻黄剤や附子剤が使われてきました。一体どんなものでしょうか?

【附子を使った漢方薬 】

  • 附子湯/桂枝加附子湯/桂枝加朮附湯/八味地黄丸料/甘草附子湯/牛車腎気丸
    ※【問題点】腎臓の働きを復活させるため、腎臓の働きが弱くホルモン不足による神経痛、リウマチには効果があるように見えるけれど…
  • 老人や冷えのある人に用いるものなので、それ以外の人にはのぼせ、ふらつきが生じる。
  • 附子は元来毒薬であるため、証が合わないとか、使用量の加減によってこわい中毒症状を起こす。

【麻黄を使った漢方薬】

  • 葛根湯/ヨクイニン湯/麻黄カンセキ湯/桂枝加芍薬知母湯/越婢加朮湯
    ※【問題点】麻黄に含まれるエフェドリンという成分を心臓の弱い人や胃弱の人、血圧の高い人、汗かき体質の虚弱者に安易に使うと、症状を悪化させて(副作用を出して)しまう。
  • 麻黄は体力がある人や、胃腸が丈夫な人に使うもの。

神経痛・リウマチの養生法

◇ ぐっすり眠って休養を充分に
「痛みがあるから休息せよ」の赤信号。身体を充分休ませることで、自然治癒力が働きだして病気を治そうとします。
◇ 身体を冷やさない
冷えによって症状が変わったり、悪化してしまう恐れがあります。エアコンや服装への注意も。特に痛む関節には、サポーターも効果的。入浴は、身体を温めて血行を良くし新陳代謝を盛んにします。ぬるめのお湯にゆっくりと。ビール、ジュース、アイスクリームなど冷たい飲み物、食べ物で内側から身体を冷やさない。
◇ 軽い運動を
筋力維持や、新陳代謝を良くするために、翌朝に疲れが残らない程度の運動を。
◇ 肥満を改善
体重の重さが、足や腰の関節に負担がきます。食生活や運動面での改善を。
◇ バランスの良い食事を
野菜や海草にはたくさんのビタミンやミネラルが含まれています。
 

漢方では、毒がたまりやすい神経痛・リウマチ体質は気・血・水の乱れから生じると考えられています。

漢方の考え方をうまく利用する 気・血・水のバランスを整える
気:(神経の働き)が乱れると
気持ち悪い、元気がないという気持ちと同時に、少しの毒にも敏感になり、痛みを感じやすくなります。
血:(血液やホルモンの働き)が乱れると
血の循環が悪かったらりホルモンのバランスが崩れていると、栄養分は送られず、代謝もスムーズに行かないので、毒ができやすくなります。それにできた毒を捨てにくくなります。
水:(水分代謝)が乱れると
体重の60%〜70%を占め、しかも栄養分の吸収・運搬・排泄から体温の調節までを行う水分が少なすぎても多すぎても、悪い反応が起こり、毒ができやすくなります。
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