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雲南紅豆杉は、杉という字が使われているため、杉の一種と思われがちですが、イチイ科に属する植物です。
日本に自生する「一位(イチイ)」は、民間ではイチイの葉の少量を利尿や糖尿病に用いられることがあります。
一方、紅豆杉は別名を「紫杉」「白豆杉」ともいわれ、中国南方の雲南省の植物生息限界をはるかに超えた、主に海抜3,300メートルから4,100メートル付近に原生林のまま群生しています。
一般的に海抜2,500m以上は森林限界といわれ、これ以上の高さでは、高木が見られないのが通常です。また、気温は海抜が100m上がる毎に約0.6度下がるといわれています。年間平均気温が零下になる海抜3,000m以上では植物の生存はとても厳しく、植物生息限界とされています。
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雲南紅豆杉は、日本の富士山の頂上より高いところにも生息しているわけですから、まさに生命力の強さ、気の強さを証明しています。
世界の樹木中、最も海抜が高い所に自生しているだけでなく、高山植物としては異例の、平均樹高21m,平均幹周5.6m、平均樹齢3,000年(中国科学院調査)という極めて生命力の強い樹木です。最古の雲南紅豆杉は樹齢1万年を超えるものであろうと推測されます。
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中国では、2,200年以上前の秦の始皇帝の時代から、歴代の王朝で、大変貴重な王室専用の仙樹として大切にされ、愛飲されてきました。
雲南紅豆杉が日本に初めて紹介されたのは、今から約1,400年前の聖徳太子がいた時代でした。
随の王室から日本の皇室への贈り物としてもたらされたのが最初とされており聖徳太子はこれを笏(しゃく)として用いられたといわれています。
大変長い間重宝がられた王室・皇室ゆかりの紅豆杉ですが、現代において世にでることはありませんでした。
それは、中国政府がこの貴重な雲南紅豆杉を自然からの贈り物として保護する目的で、法律で国家一級保護植物に指定し、伐採禁止、売買禁止にしているからです。 |
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紅豆杉につきましての、ご相談は漢方の和久堂へお気軽にどうぞ。0120-22-5258 |
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